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Killing Them Softly邦題ジャッキー・コーガン

Killing Them Softly邦題ジャッキー・コーガンを観た。予告で予想していた展開とは違い随分社会派のノワール作品でした。現代のアメリカ社会を賭博場でおこる事件とリンクさせていく手法はある意味アルトマンのナッシュビルの選挙運動を連想したのですが本作は少し語らせすぎかな?と個人的には思いました。下品極まりない会話や、やけにリアリズム的な暴力シーンもありだれもが楽しめる作品ではないですが現代アメリカの社会学等に興味がある方にはなかなか痛切なニヒリズムとして受け止められるきらりと光る佳作なのではないでしょうか?

一定の満足はしているのだけど問題はブラッドピットが問答無用にかっこ良すぎる点なのかもしれない。かっこ良ければいいじゃんって映画の鑑賞スタイルもある。あるしそういう鑑賞の仕方も嫌いでないが、そうでない映画の見方もある。葛藤もある。