テキスト

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Carlos aguirre grupo

アルゼンチンの音楽家 カルロス・アギーレ。情報が凄く少なくて細かな事は良くわかりませんが、お店の視聴で聴いていいなーという事で買いました。こういうのコンテンポラリーフォークローレなんて言うみたいなのですが。コンテンポラリー?現代の民族音楽って事でしょうか?ま、そんな事はどうでもいいですが。内容は非常に良いです。聴くと音楽というより、丹念に紡がれた物語を読んだ後のような気持ちになります。概略をつかむ感覚に優れていいるというのでしょうか?とにかく作曲がすごくいいです。貫かれたテーマがフレーズ、フレーズで少しずつ変更されているけど、不可思議な破たんをしないギリギリの感じがあり、曲全体に複雑な深みを与えている感じがします。たぶん作曲理論やっている人ならもっと本格的にわかられると思うのですが。。。こういうの譜面で解釈できるようになりたいですね。
 細かな音楽フレーズへのアプローチはコンテンポラリーというよりかなりオールドファッションなアプローチでJAZZとかクラッシックとタンゴ(あまり聴いた事ありませんが)ブラジル音楽と割とその辺のオーソドックスなコードワークやスケールを巧みに使ってたりで(少しギターとかでなぞってみたいです)、ラテンアメリカの人が作っているのに、どこか北米やブラジル、はたまたヨーロッパあたりの音楽の香りがしたりもしますが、ま、そんな私の稚拙な頭で考えるような知識はこの人の作曲構成力の前ではあまり意味をなさないような感じがします。ホント稚拙な紹介ですみません。またなんか気づいた事があったら書きます。私は他のアルバムも欲しくなりました。時間があれば聴いてみてください。